2013年9月23日月曜日

日本体力医学会2013


2013年9月21-23日、第68回日本体力医学会開催。
発表者全員が口頭発表。データに基づいて行われるデスカッション、純粋に勉強になりますし、刺激を受けます。午後からは学会会場を後にして大学での後期授業初日。研究と教育、つながっているのかもしれません。

発表演題:筋萎縮抵抗性における筋局所活性型アンドロゲンの役割

【背景】骨格筋萎縮は、加齢、慢性疾患、不活動等に伴う骨格筋タンパク合成と分解の不均衡によって生じる。活性型アンドロゲンであるジヒドロテストステロン(DHT)は、性ホルモン合成酵素の5alpha-reductasesrd5a1)によりテストステロンから合成される。近年、骨格筋局所においてアンドロゲンを自己産生する可能性が示されている。しかしながら、骨格筋局におけるsrd5a1を介した活性型アンドロゲン産生が筋萎縮抵抗性に与える影響については明らかでない。
【目的】そこで本研究では骨格筋局所におけるsrd5a1を介した活性型アンドロゲン産生が筋萎縮に及ぼす影響について検討した。
【方法】骨格筋局所アンドロゲン産生の筋萎縮へ与える影響を検討するために、srd5a1強制発現ベクターを作製した。Srd5a1強制発現ベクターは、マウス骨格筋(前脛骨筋)へエレクトロポレーション法により導入した。その後マウス下肢に対してギプス固定(7日間)による筋萎縮を誘導した。ギプス固定7日後、骨格筋(前脛骨筋)を摘出し、筋重量、筋横断面積、筋萎縮関連遺伝子MAFbx/atrogin-1およびMuRF1の遺伝子発現を評価した。
【結果】ギプス固定による筋萎縮誘導により筋重量及び筋横断面積がみられたが、srd5a1導入脚では、ギプス固定に伴う筋重量及び筋横断面積の減少がコントロール脚と比べ抑制された。また、srd5a1導入脚ではMAFbx/atrogin-1およびMuRF1遺伝子発現もコントロール脚に比べ抑制された。【結語】骨格筋局所におけるsrd5a1を介した活性型アンドロゲン産生は、筋萎縮の抑制に関与していることが明らかとなった。

2013年9月15日日曜日

あるがままに打つ

9月8日から14日まで大学の集中授業ゴルフ実習がありました。
ゴルフを通してマナーやエチケット、フェアープレーについて学ぶことができます。
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定。スポーツを専門としない人達にも
スポーツを体験することで、オリンピック・パラリンピックの価値を共有する一つのキッカケになるのかもしれません。