2018年12月17日月曜日

卒論と準備力

卒業論文の時期。なんとか全員無事に提出。
今年もそれぞれ個性を持った内容でした。
論文も、パフォーマンスも、共通するのは準備力(トレーニング)が大事なのかもしれません。

2018年11月3日土曜日

草の根的活動と研究思考

11月。
学会やカンファレンスでの発表。研究のアプローチは異なりますが、
共通していることは、それぞれのテーマを地道にかつ継続していることかもしれません。

研究と現場の好循環、研究知見(エビデンス)を現場に還元することなど、それぞれの発表を通して改めて感じました。

学会では、ハイパフォーマンススポーツの方向性や政治的な動向、現場での研究報告、それぞれの視点から自分の研究がどの立ち位置にいるのかを整理することができました。

八戸や宮城でのFALプロジェクト。
草の根的視点でエビデンスを積み重ねていくことに意味があるのかもしれません。


スポーツ現場において研究(測定や調査)する際にはまだある一定の距離感があるように感じます。これまで様々な地域で測定をする中で、前回の値と比べて期待される値が得られず、何回か測定をし直す選手がいました。その選手はその測定を自分事として捉えていたのだと思います。

研究としての測定でなく、選手自身が測定の意味を理解し、さらにその測定を活かすこと、その測定データから課題や方向性を考える「研究思考」が最も重要なことなのかもしれません。

測定されたデータを研究として発表する学会やカンファレンス、測定されたデータを選手にフィードバックする現場、両方の視点で進めることの必要性を改めて感じた機会でした。

備忘録@新千歳空港








2018年9月21日金曜日

0→1=∞

少年少女レスリング教室をゼロから立ち上げ、運営している指導者。
最初はスモールステップだったものが、今では競技力向上、教育、スポーツ科学、子どもの体力、地域スポーツ振興、大学スポーツ、行政と色々な分野に発展、適用されていく姿をみて、色々と勉強させてもらっています。

以前学会の講演で学んだ、
スポーツのバリューとスポーツのコアバリュー のことなのかもしれません。

2018年9月15日土曜日

議論する空間

9月、中旬。
少し肌寒くなり秋を感じる季節。

2018年の後期はいくつかの研究会・カンファレンスで発表。

・日本運動免疫学研究会
・日本体力医学会
・ハイパフォーマンススポーツ・カンファレンス2018
・日本臨床スポーツ医学会学術集会

それぞれ違う分野、キーワードも異なります。
基礎研究、現場への応用研究、女性アスリート、レスリング科学。

学会やカンファレンスは、これまでの活動の振り返りや今後の方向性を考える良い機会で、データに対して純粋に議論する空間はいつも勉強になります。
そして、疑問や課題の解決に研究という視点がどう役立つかと常に考えさせられます。

Question leads support。

備忘録。


2018年7月15日日曜日

筋肉におけるテストステロン産生とその代謝作用

脂質研究の最先端の話題と情報の専門学術誌「The Lipid」7月号(特集 性ホルモンと血管脂質代謝)で執筆しました(http://www.m-review.co.jp/magazine/detail/J0007_2903)。

 今回は、「筋肉におけるテストステロン産生とその代謝作用」という内容でした。性ホルモンと動脈硬化、脂質代謝、肥満、など興味深い内容でした。臨床医学系の雑誌で執筆する機会を頂いて、超高齢社会における性ホルモンの役割や今後の研究の方向性について考えることが出来ました。

2018年7月10日火曜日

ECSS in Dublin 2018

7月4日から7月8日までアイルランド(ダブリン)で開催されたECSSに参加。
今回は、ECSSと日本体力医学会の合同シンポジウムで発表する機会を頂きました。
この様な機会に感謝するばかり。

マイオカインをテーマにしたシンポジウム。

「骨格筋における性ホルモン産生の役割」。ただただ興味だけで進めてきた研究テーマ。それぞれの研究段階(研究人生)で指導して頂いた多くの先生方のお陰だと感じながらの発表。

そして骨格筋の可能性について色々と考えることができました。
可塑性をもつ骨格筋。運動刺激だけでなく、不活動や代謝疾患との関連性など、色々な視点で取り組むことが必要です。

今回のスライドは、「Method of loci 」を参考。
マイオカインで著名なペダーソン先生、課題発見、課題解明、両方の視点から学ぶことが出来ました。
そして伝える技術もまだまだです。

これからも引き続き、Step By Step。

備忘録。







2018年5月8日火曜日

雑感。

5月に入り、授業も落ち着きはじめてきました。
最近、日本の科学成果発表の水準は低下し、ここ10年間で他の科学先進国に後れを取っている報告を読みました。この背景には、予算やポスト、政策等々、色々な要因が挙げられています。組織や物事が常に変わりながら進む流れに、おそらくその描かれた絵を実際に行う人が実際の研究に費やす環境に対応しきれていないことがあるのかもしれません。

「健康とは幻想である」ルネ・デュボス著の中で、「健康とは必ずしも活力のある状態、幸福な状態、長生きする状態のいずれかでもない。健康であることは、あらゆる病気から免れていることを意味しない。健康であることは、あなたが自分の役割を果たせるということ、将来ないりたものになれるということである。」という一節がありました。

変化し続ける環境に適応するその過程そのものが重要であるという視点。

退職されても現役で現場指導されている先生の姿やそれぞれの分野で拘りをもって仕事されている方の姿、次のスッテプを模索している卒業生、大学生。

どのステージでも共通する考え方なのかもしれませんし、今の時代だからこそ大事なことなのかもしれません。

雑感。


2018年3月31日土曜日

進みながら考える

平成29年度も今日で終了。また新たな年度がスタート。
3月は女性アスリートに関するセミナーやシンポジウムがありました。
3月8日は、国際女性デーということで、色々なイベントが行われます。

大学で行われた女性アスリートコンディショニングセミナーは、色々な方の協力で行われました。大学でのセミナーはプラットフォームとしての役割があるのかもしれません。

これまでは主に「女性アスリートの三主徴」からのアプローチでしたが、
事業を進めていくにあたり、もう少しコアな視点の必要性を感じながら進めています。

IOCでは、「Gender Equality Review Project」を進めています。
自分たちのプログラムは「女性アスリートリテラシー」をコンセプトに進めていますが、
その中で、このプロジェクトのコアとは何かについて考えることがあります。

「Gender Equality」
「Empowering women and girls」

進みながらコアな部分を模索していこうと思います。

次へ向けた備忘録。
 



 

2018年3月23日金曜日

平成29年度卒業式

今年も無事に卒業式を迎え、また新しいスタートの始まり。
ゼミ5期生、自分らしくさらなる飛躍を想うばかり。

2018年2月11日日曜日

のぼり方とくだり方




2月に入り1週間が経ちました。
例年のように、スキー実習、入試業務の時期となりました。

その合間にあったある小さな勉強会。
スポーツ現場でサポートされている先生の発表の中で、
仕事のあり方で大事なのは、「信頼関係の構築と課題発見」と述べられ、
分野限らず共通する大事な視点だと共感しました。

目標設定。よく山頂を目標設定(ゴール)に例えられることがありますが、
スキー実習を通して感じることは、自分のスキー技術を客観的に判断した上で、ゲレンデのコースや気候条件を把握し選定し、最終的には出発点までに戻ってくることを考える必要があります。その一連の課題をクリアすることで、さらに次のステージに進もうとする意欲がヒトには備わっているのでしょうか。山頂がゴールではなくて、今いる自分の場所にどんな方法で戻ってくるのか、そのことが次のステージに進むために重要なことなのかもしれません。

のぼり方とくだり方。
入り口と出口。

備忘録@新潟へ向かう電車の中。















2018年1月25日木曜日

H29年度卒業論文発表会

H29年度卒業論文発表会。 今年はゼミ長を中心に試行錯誤しながらゼミを運営してもらいました。 面白い発表も多く、それぞれの中で卒論と向き合っていたと思います。 その後、研究所の研修会で熊本へ。 高校スポーツ指導者のお話しを伺い、選手の小さなサインを見過ごさないこと、 変化することの意味など、教育のあり方について学ばせて頂きました。 今年度のゼミも終了。 また、それぞれ次年度へ向けてのスタート。