6月に入り、蒸し暑い日が続き、かつマスクでの運動(授業)と配慮の日々が続いています。
コロナ渦でも長年、競技の指導をされる先生と話す機会。
低酸素トレーニングを活用してこれまでに多くの選手を輩出され、現在も指導されています。その中で、同じ相対的なトレーニング負荷で乳酸応答をみても個々の応答がかなり異なるとのことです。興味深いのは、この応答性の個人差(データのばらつき)をどう解釈するかについて、さらに、そのデータを実際の指導にどのように生かすかについて常に考えられています。
別の視点だと、ある測定でデータのばらつきが出た場合、トレーニング方法の問題や測定プロトコルなど、データのばらつきをどう小さくできるか、に着目することもあります。かつ学術的な視点で再現性を得るためにもこの視点は必要で、得られたデータにも意義があります。
科学的データを実際の現場で活用されている先生とお話しする機会は、いつも刺激を受けます。経験知とデータの蓄積は、新しい方策やアイディアを生むために必要なのかもしれません。
備忘録。