今日で大学の授業も終了し、今年もあと僅かになりました。
今日はポスドク時代のボスと同僚と食事し、大きな刺激を受けました。
これまでは研究環境のセットアップにその時間を費やした2年間でしたが、
本当の勝負はこれからです。
授業を通してまだまだ自分の未熟さを感じていますが、
と同時に自分のやるべきことは何なのかを考える年でもありました。
世界をめざそう、いつのまにかそんな志しも忘れかけていましたが、
要は自分の気持ち一つなのかもしれません。
そう考えてみると、スポーツ分野限らず、どの先生にも
その分野への覚悟が感じられます。
もっともっと色々なことを学ばなければなりませんし、
そういう刺激をもらえる場があることに感謝する時でありました。
2012年12月18日火曜日
PGC-1αと筋肥大
Cell誌にPGC-1αと筋肥大に関する論文がありました。
筋トレだけでなく、サルコペニアや筋傷害の予防など色々な可能性がありそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
下記、世界の最新健康・栄養ニュース~ニュースレターより引用。
レジスタンストレーニングの後の筋組織の成長と筋力強化を促すたんぱく質が発見されたという研究。人工的にこのたんぱく質濃度を増加させることによって、 例えば入院患者などに見られる長期間の不活動による筋損失を予防したり、アンチエイジングに有効性が見られるようになる可能性がある。ボストンのデイナ・ ファーバーがん研究所のマウス研究。
筋力増強を促し筋損失を予防するたんぱく質として発見されたのは、PGC-1α4と呼ばれるたんぱく質である。レジスタンス運動によって筋中のこのPCG-1α4たんぱく質濃度は増加し、筋力増強などの引き金となるようだ。
こ のたんぱく質のアイソフォームであるPCG-1αが、身体の中での代謝の調整機構に関わっていて、筋量の増大ではなく筋持久力を増進させるような働きを 持っていることも分かっている。これらの2つのたんぱく質が1つの遺伝子によって産み出され、調整されていることが研究者らによって報告されているのだ。
が んに関連した筋損失に対してもこのたんぱく質を増加させることで対応出来る可能性があり、通常のがんモデルマウスで29%の筋損失が見られたにもかかわら ず、PCG-1α4を投与されたがんモデルマウスでは10%の筋損失しか見られなかった。今後のヒトにおける臨床的応用が期待される発見である。
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674%2812%2901363-3
筋トレだけでなく、サルコペニアや筋傷害の予防など色々な可能性がありそうです。
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下記、世界の最新健康・栄養ニュース~ニュースレターより引用。
レジスタンストレーニングの後の筋組織の成長と筋力強化を促すたんぱく質が発見されたという研究。人工的にこのたんぱく質濃度を増加させることによって、 例えば入院患者などに見られる長期間の不活動による筋損失を予防したり、アンチエイジングに有効性が見られるようになる可能性がある。ボストンのデイナ・ ファーバーがん研究所のマウス研究。
筋力増強を促し筋損失を予防するたんぱく質として発見されたのは、PGC-1α4と呼ばれるたんぱく質である。レジスタンス運動によって筋中のこのPCG-1α4たんぱく質濃度は増加し、筋力増強などの引き金となるようだ。
こ のたんぱく質のアイソフォームであるPCG-1αが、身体の中での代謝の調整機構に関わっていて、筋量の増大ではなく筋持久力を増進させるような働きを 持っていることも分かっている。これらの2つのたんぱく質が1つの遺伝子によって産み出され、調整されていることが研究者らによって報告されているのだ。
が んに関連した筋損失に対してもこのたんぱく質を増加させることで対応出来る可能性があり、通常のがんモデルマウスで29%の筋損失が見られたにもかかわら ず、PCG-1α4を投与されたがんモデルマウスでは10%の筋損失しか見られなかった。今後のヒトにおける臨床的応用が期待される発見である。
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674%2812%2901363-3
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