体育学会は、専門としている運動生理学の分野だけでなく、体育方法、スポーツ心理、社会学、アダプテッドスポーツ、哲学、バイオメカニクス、体育経営、スポーツ政策等々、国内の体育分野を網羅した大きな学会です。
これまで自分の専門分野を中心に参加していましたが、今回は、意識的に色々な分科会の発表に参加しました。
キーワードは、女性アスリート、リテラシー、オリンピック、障がい者スポーツ、などです。
専門分野とは異なる分野の発表を聞くことの面白さを改めて感じた学会でした。
一つのキーワードを色々な視点から考えることの出来る学会だと思います。
研究をする中で、おもわぬ結果や事象と出会うことが多々あります。
仮説とは違うデータ、考え方、視点、そういったものを活かすことも研究や事業を進めていく上で大事な視点なのかもしれません。
MITメディアラボの伊藤所長の著書の中で、セレンディピティ(思わぬものを偶然に発見する能力・偶発性)について述べられています。
学会はセレンディピティと出会う一つの場なのかもしれませんし、セレンディピティを感じる感覚を大事にして行きたいと思います。