2016年3月31日木曜日

FALプロジェクトの可能性

本日でFALプロジェクト(スポーツ庁委託事業:女性スポーツにおけるトランスレーショナルリサーチの実践プログラム)が委託事業としては終了となりました。
 
『女性アスリート』をキーワードとしてプロジェクトが立ち上がり、そして、競技団体、大学、地域、オリンピック、パラリンピック、指導者、研究者等々、この期間多くの方と出会うことで、プロジェクトとしても、一個人としても成長させてもらったと思います。
人とのつながりによって大きく成長したプロジェクトでした。

2年前、事業スタート時にブレストしたポンチ絵。
ずっと消せずに残っていたポンチ絵。
事業を進めながら加筆修正し、どこまで達成できたかは分かりませんが、プロジェクトを進めるベースとなったポンチ絵だったのかもしれません。


<次へのステージへ向けた備忘録>
◯プロジェクトはチームでなければ上手く機能しない:会計やデータ処理などプロジェクトを進める上ではチームとしてそのスタッフの存在は大きな力となりました。人への予算は重要。

◯プロジェクトメンバーは多様性があり、かつ専門家:女性スポーツ科学者、コーチ、スポーツ栄養、パラリンピック競技指導者、育成・強化スタッフ、事務、企業人、教育者、医者、地域おこし協力隊、スポーツ政策、編集者と様々でしたが、そこには何かの共通性が存在し、そこから多くのプログラムを実施することができました。

◯プログラムの押し売りは機能しない:プロジェクトに関心(やってみようかな)を示して頂いたところにプログラムを実施させてもらう。現場からの関心・興味がなければ選手や現場にとって本当の意味での有機的な時間にならないような気がする。研究側も現場に興味をしてもらえるような工夫や意味づけが必要。

◯現場での空気感や肌感覚も大きな情報源:プログラム実施を通して常に再考の繰り返し、修正しながら進むことが大切。

◯現場の課題を補完するようなプログラム:実際の現場ではその課題は分かっているがそれを改善できない事案は多くあるような気がする。そこに、専門家やプロジェクト等の視点で補うプログラムも求められているかもしれない。

◯委託事業の終えたプロジェクトは?:器機や施設等はプロジェクトが終了しても残りますが、人や考え方、プログラムをどういう形で運用していくかは今後の課題。事業を集約するような「プラットフォーム」が必要ではないか。

◯事業は単年度で終わっても現場は常に動いている:事業者としては報告書を提出して終了した「気」になっても、現場は常に動いている。継続出来るシステムも必要と感じた。


そして、今日から専修大学6年目のスタート。
入学式前に行われる新入生オリエンテーション。また多くの可能性と出会えるチャンスなのかもしれません。

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