2012年10月13日土曜日

3つの価値

毎年、ノーベル賞の発表には大きな刺激を受けます。
新しい物質の発見、新しい方法、新しい考え方(理論)、など新規性かつ人類に大きな貢献をしたものが受賞できるのだと感じます。

東京大学元総長の小宮山宏著「課題先進国」日本の中で、3つの価値について述べられています。

「知的価値」
「公共的価値」
「経済的価値」

また、研究が細分化されて行く中で、学術俯瞰という視点で、研究のつながり性について示しています。今回、受賞した iPS細胞の研究においても、細胞の初期化という知的価値、そして、再生医療という公共的価値、再生医療分野の経済的価値、とみることが出来ます。なかなかこういった研究成果は凡人には難しいですが、3つの価値について考えることは、研究の大小に限らず今後の研究を行う上で重要な視点となるかもしれません。

2012年10月4日木曜日

やる気を整理する


10月に入り、大学の授業も始まりました。
学生限らず、教員もまた忙しい日々の始まりです。

自分の経験から、大学時代はある意味、社会へ出る前に自分を模索できる時間だったかも知れません。現実と向き合いながら色々な可能性と出会う場でもあります。

アメリカの心理学者マズローは、自己実現理論を提唱し、欲求段階説を示しました。
  1. 生理的欲求(Physiological needs)
  2. 安全の欲求(Safety needs)
  3. 所属と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)
  4. 承認(尊重)の欲求(Esteem)
  5. 自己実現の欲求(Self-actualization)
人の欲求段階はそれぞれあると思いますが、自己実現の欲求を得るためには、それと同じくらいの努力や学びが必要なのかもしれません。スポーツも研究も教育も場は違うかもしれませんが、最終的に求めるものは同じところにあると感じます。