2012年10月13日土曜日

3つの価値

毎年、ノーベル賞の発表には大きな刺激を受けます。
新しい物質の発見、新しい方法、新しい考え方(理論)、など新規性かつ人類に大きな貢献をしたものが受賞できるのだと感じます。

東京大学元総長の小宮山宏著「課題先進国」日本の中で、3つの価値について述べられています。

「知的価値」
「公共的価値」
「経済的価値」

また、研究が細分化されて行く中で、学術俯瞰という視点で、研究のつながり性について示しています。今回、受賞した iPS細胞の研究においても、細胞の初期化という知的価値、そして、再生医療という公共的価値、再生医療分野の経済的価値、とみることが出来ます。なかなかこういった研究成果は凡人には難しいですが、3つの価値について考えることは、研究の大小に限らず今後の研究を行う上で重要な視点となるかもしれません。

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