2011年7月22日金曜日

スポーツ科学サポートを考える

今日は、NTCセミナーに参加してきました。
 
発表者の方それぞれの立場からメッセージは、サポートのあり方について色々なことを考えることが出来ました。
レスリングに関わっている者として、久木留先生のメッセージをいかに行動として現場に返せるか、これからの自分にとっての課題だと思います。

2009年9月に、一人でイギリススポーツ科学会議(BASES)に参加したことがあります。
ポスドク時代でしたので、イギリスのスポーツサイエンスを触れるために行きました。
日本人の参加者もほとんどいませんでしたが、2012年に行われるロンドンオリンピックの医科学サポートのシンポジウムがありました。

シンポジウムの中で、EISのサポートスタッフが、スポーツ医科学サポートで大切なことは、『Question leads support』がであるとコメントしていました。また、現場では、Technical Supportとの他にNon technical supportの視点も重要だと。

今日のセミナーの中でも現場での課題発見やサポートのあり方など同じ様な視点でしたし、常に何が課題なのか考えることがサポートに関わる上で大切なことかもしれません。

研究の世界では、研究者とテクニシャンは仕事の立ち位置が異なり、それぞれがその役割を果たして研究が行われます。
研究者とは知的労働者の面が強いかもしれませんが、これは研究(実験)の中で養われ、一人前の研究者として進むために求められています。さらに、分野関係なく、社会やスポーツ現場へその知見を還元するためには、行動力(Non-technical support)がなければならないのだと強く感じました。

また、科学サポートの意義は?との質問に『Conversion』というシンプルな答えでした。
この答えはとても新鮮で、変化させること、の視点から医科学サポートって何か、今日のセミナーも含めて、改めて考えさせられました。

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