スポーツ基本法が成立し、すべての人々がスポーツをする権利が明記された。
障害のある人を運動指導する分野の一つにリハビリテーション体育というものがあります。
その養成校にて、短期の集中授業で関わらせて頂いていますが、その時した先生との会話です。
視覚障害がある方の運動・スポーツにおいて、その指導法を学ぶために、ブラインドにした状態で運動を経験する授業があるそうです。視覚情報がない状態で運動することの難しさ、あるいは運動を指導する難しさを体感するとのことでした。
話しの中で、このような体験授業は、視点を変えて(ブラインドした状態)運動をするとその運動への捉え方として「見えないものが見えてくる」というのです。
オリンピック、パラリンピックも同じ方向性に向かうと思いますが、スポーツ環境、指導者、スポーツ医科学情報などまだまだ現状では格差は大きいと思います。同じ情報でも視点を変えることで新たな効果をもたらすことがあります。
オリンピズムの中で、スポーツの普及の視点からオリンピックの価値は、「100名の者がその肉体を鍛えるには,50名がスポーツをする必要がある.50名がスポーツをするには,20名が専門家する必要がある.20名が専門化するには,5名が優れた技能の持ち主であることが必要である」
先日の女子サッサーのワールドカップ優勝後、女性スポーツの報道や女性スポーツの環境整備に予算が追加されたとの報道がありました。すなわち、トップスポーツの活躍は色々な意味で大きな影響をもつということです。
スポーツ医科学情報も別な視点からアプローチすることで、新しいサポートの型が見えてくるかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿