2012年3月31日土曜日

競技スポーツと生涯スポーツ

3月31日、明日からまた新たな年度が始まります。

専修大学に着任して1年、新たな環境で多くのことを学びました。
先日、専修大学少年少女レスリング教室の子ども・保護者を対象にスポーツ科学の講義を行いました(http://www.senshu-u.ac.jp/~off1014/)。初めての試みで伝えることの難しさを実感しましたが、現場に立っていない自分が貢献できる場所を少し見つけることが出来ました。コーチングスタッフは仕事を抱えながら、毎週、子ども達に熱心に指導しています。コーチとの会話の中で、「子ども達に教えていて学ぶことがあるし、教えていて楽しい」と言っている姿がとても印象的でした。子どもだけではなく指導者もスポーツ(レスリング)を通して学んでいるのだと感じました。

一方、自分の回りには、オリンピック金メダル獲得を目指し、レスリングの強化にほとんどの時間を費やして指導されている先生方がおり、トップスポーツに携わることの大変さを感じることが出来ます。ここには、レスリングという一つの競技を通して、競技スポーツと生涯スポーツの両方を実践されている指導者がいるのです。そういった意味でも、トップスポーツの強化というのは、生涯スポーツに大きな影響を与えるのかもしれませんし、そのことを実践している指導者の方々と接することは大きな刺激を受けます。

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