2014年7月31日木曜日

研究、事業、プロジェクトのあり方

研究費や事業費、プロジェクトの成果は何で評価されるのか?

研究費は学術論文なのか?
事業費は報告書?

アンケート調査は、実態を把握するための一つの
アプローチですが、それが目的なのではなく、
そこから課題を抽出して、その課題に対してどう解決するかが
大事なことなのかもしれません。

データの見方、扱い方、受け取り方、
一つの視点だけではないことを改めて感じることがあります。
人間社会、それぞれの視点が真実なのかもしれません。


また論文や報告書の価値は、
多くの人が情報を共有し、
さらにその情報をもとに色々な視点から
新しいものが広がる可能性があります。
そして、新しい組織やシステムを導入するための
情報となるかもしれません。

時間軸に追われると、こなす感覚で進んで
しまいますが、先にあるものや可能性を見据えながら
進んでいきたいと思います。

2014年7月22日火曜日

日本でイノベーションが生まれにくい理由

これまで研究者として科学研究補助金を中心に活動してきましたが、
予算には色々な枠組みがあることを実感しています。
ただ共通していることはその本質は税金です。

投資としての予算。
事業としての予算。
単年度契約。
委託事業の条件。
受け入れ機関の条件(考え)。
概算払い、精算払い。

担保を得るシステムは大事ですが、イノベーションを生み出すためには、投資的な予算組みをしなければ、アイデアは生まれないのかもしれません。


今感じていることは、いくらアイデアが斬新でも、会計制度を理解して行わなければ
そのプロジェクトは十分な成果がでないもので終わるのかもしれません。

必要なことは、それぞれの組織がこれまでの価値観や経験だけにとらわれずに、
思考し、トライする試みを前向きに認める組織がイノベーションを生み出すための前提条件なのだと今は実感しています。


自分には組織を変えることは出来ませんが、今はその組織論に違和感を感じる感覚を失わないように、進んできたいと考えています。

絵に描いた餅を乗り越えるには何が必要か?
一つ一つ経験しながら乗り越えていきたいと思います。

感覚の備忘録。






2014年7月21日月曜日

温故知新とスポーツサイエンス

第22回日本運動生理学大会に参加してきました。
今回のテーマは「運動と生理学の温故知新」。自分は、モーニングセッション「代謝」で「性ホルモン分泌器官としての骨格筋の可能性」について講演する機会を頂きました。
現象ー解題発見ー課題解明という流れで、最近では分子レベルからの発表もありますが、改めて研究への取り組み方や考え方について学ぶ時間でした。

またtabtata protocolの話しは、海外での取組みや事業化へのスピードには勉強になる部分が多くありました。日本と海外との違いがそこにあるのだと思います。

懇親会では、幸運にも「桃太郎賞3」を頂きました。
業績にはかけませんが、、、学会長、組織委員会の方々の温かさにふれた学会でした。

2014年7月4日金曜日

科学研究費と事業費の違い


七月に入り、蒸し暑い日が続いています。

研究費の予算には色々な枠組みがあります。
これまで主に基礎的な研究に時間を費やしてきました。
その一方、大学で働く中で、教育や社会活動の場を経験させてもらう中で、
その研究知見や成果を伝える場や機会の重要性を感じさせられます。

研究知見を、いつ、どこで、だれに、どのように伝えるのか、
システムとして考えることが必要なのかもそれません。
それぞれの場で活動している先生方と接することは、実学としての
あり方を考えさせられます。

基礎研究費👉世に研究知見を残すための予算
事業費👉世に必要とされるシステムを残すための予算

その中で共通点はなにか。
前に進みながら考えていきたいと思います。