2015年12月29日火曜日

拘りと柔軟性

2015年もあと僅か。

事業を通して色々な経験や可能性を感じた一年。
一つのキーワードを通して色々な方(立場、組織)と仕事するこが勉強になりました。

様々な取り組みは、それは一方でカオス(混沌)とした世界を作っているのかもしれません。その中で、拘りと柔軟性を持って進んでみたいと思います。

2016へ向けての備忘録。


2015年12月22日火曜日

2015年12月3日木曜日

アクティブラーニングと卒論

卒業論文のシーズン。
最近、大学の授業でもアクティブラーニングを取り入れた方法が進められています。
関連のセミナーに参加し、技法として色々学ぶことがありました。

ゼミ運営。
古典的な方法で、文献発表などが大事だと感じている一方、違うアプローチも必要なのだと感じさせられます。
ミニ卒論発表、アイデアメイクから調査、プレゼン、ディスカッションと行い、4年生が積極的にマネージメントしてくれました。ゼミを通して色々と授業のあり方について学んでいる気がします。

毎年、全国の大学で膨大な卒業論文が作成されています。
研究は、新しい知見やオリジナリティ、論理的思考などが求められると思いますが、「卒論」には色々な意味や可能性があるのかもしれません。


2015年12月1日火曜日

あたりまえを疑う視点

12月に入り今年もあと1ヶ月。

11月には研究所主催でオリンピック・パラリンピックのシンポジウムを開催しました。
シンポジストの先生方の話は今までと違う視点を与えてくれました。
言い換えれば、今ままでは一方的な視点でしかスポーツをみていなかったのかもしれません。東京オリンピック・パラリンピックは5年後ですが、色々な事業やシンポジウムなどみると、実はもう始まっているのかもしれません。

・障がい者のスポーツを充実させることは、超高齢化社会を迎える日本が抱える課題を解決するための未来への投資。すなわち、日本がどのようにこの課題を解決するか世界はみているかもしれません。

・日本全体の10%がなんらかの障がいのある人。でも大学では0.06%しか進学していない。このことは、障がいのある人の多くが大学に進学できていなく、企業でも2%程度とのことです。障がいのある人の教育、雇用、スポーツ、つながっているのだと感じました。

・みるスポーツ、するスポーツ、ささえるスポーツ、スポーツには色々な関わりがありますが、スポーツに障がいをなくすには?

・オリンピック、パラリンピックの両方に出場する選手の意味は?「選択できる」スポーツ環境があってもよいのかもしれません。

・ロンドンオリンピックでは200カ国、ロンドンパラリンピックでは160カ国の国が参加しました。この40カ国の差は何か?この40カ国の差を意味するものは何か?

それぞれが、それぞれのフィールドで時間を費やすことで、見えないものが見えてくるのでしょうか。そこには共通する考えや気づきがあるのかもしれませんし、今回のシンポジウムはそのことを教えてくれました。

備忘録。









2015年10月23日金曜日

卒業論文2015

卒業論文の時期。
今年は4名の3期生。

バックグラウンドも研究テーマも様々。

バスケ前後の唾液中ストレスマーカーの応答性について実験しました。
後輩ゼミ生も測定に協力してくれています。

「知的好奇心とやる気」
12月の提出まで長い道のりが続きます。。

















2015年10月14日水曜日

ライフラインとスポーツ

大学ではカリキュラムの関係上、色々な座学を担当しています。。
その中で少人数の授業。

それぞれのライフライン(人生曲線)から、スポーツと出会い、大学までどのようにスポーツが関わってきたかをまとめてみました。

 ライフラインは個々それぞれですが、共有する課題やポイントがあるようにも感じます。
 授業を通して色々な角度から学んでいきたいと思います。

 

 





2015年10月7日水曜日

無題

10月に入り、後期授業も3週目を迎えました。
1ヶ月ぶりの更新。

ポスドクの時になんとなくはじめたブログ。
その時の自分への備忘録のために。

今の環境で、方向性が見えなくなった時にふとその時のブログをみる時があります。
組織が変わると人が変わるのか?
人が変わると組織が変わるのか?
 誰のために、何のためにしているのか?

毎年この時期に発表されるノーベル賞。
受賞者のコメントをきくと、受賞に本人が驚いている(ビックリしている)様子があります。
ノーベル賞を狙っている研究者は貰えないのかもしれません。
そこから、研究や教育に対するあり方を感じさせてもらっている気がします。












2015年9月1日火曜日

祭りのチカラ

2015年、蒸し暑かった8月も終わり、今日から9月。
短期間の帰郷。

わたりふるさと夏祭りの開催にたまたま出会いました。5年振りの開催だそうです。
5年前は大規模な祭りでしたが、素朴でしたが想いのこもった祭り。
祭りの発生の原点を感じました。

すずめ踊り。
スポーツでも、運動でもなく、踊りを楽しむ人達。



2015年8月3日月曜日

現場の課題を解決する研究・アプローチ


日帰りで熊本県菊池市に出張。
地域スポーツで起こっている課題を解決するアプローチとは何か。
地域、自然、食、水、文化、環境、情報、指導者、選手、保護者、ネットワーク、異分野、地域おこし、そして人。


2015年7月24日金曜日

5年後の今日

5年後の今日は、2020東京オリンピック.パラリンピックの開会式。
色々な取り組みの成果が生まれる時なのかもしれません。

自国開催、メダルの獲得の他に違うもう一つの成果もあるのだと感じます。

様々な取り組み。

ある勉強会に参加。
東日本大震災の被災地、岩手県大船渡在住の先生の話し。
メディア報道と現場のギャップ。
現場の声を直接聞いて、感じることはとても大事な事だと改めて感じます。

スポーツは本当に必要なのか?
その土地ではそういった議論が常にあるそうです。
震災から4年、本当の意味でのスポーツの発生が起こるのは今からなのかもしれません。

色々な取り組みの中で、常に自分に問いかけてみたいと思います。


2015年7月8日水曜日

悩みながら進む

梅雨の7月。

去年のゼミ生と久々に会いました。
入職して2年目の学生。
こじんまりとしたゼミでしたが、大事な時間でした。

家電を売る商売。
どの世界も仕事に凹み、悩みながら仕事しているのだと思います。

そして、職域は異なっても、常に勉強する姿勢が成長するために必要なことなのかもしれません。
今は只、前に一歩一歩。






2015年7月6日月曜日

Research mind

7月に入り雨の日が続いています。
授業も終盤、毎年のように教えること、伝えることの難しさを実感する日々。

スポーツ系の大学院でレクチャーする機会がありました。
スポーツの分野もその領域は様々です。細分化されていくのが研究の宿命なのでしょうか。

色々な場を通して、対象者が異なっても何か共有した伝え方があるのかもしれません。

その後、自分の実験の基礎を指導頂いた先生と久々に研究のディスカッションをしました。

研究マインド。

研究や事業を通して、研究マインドを持った方が多くいることに気づかされます。
そのことを再認識する時間でした。



2015年6月13日土曜日

女性のからだは変化する

jissで開催された女性ジュニアアスリート指導者講習会に参加。
午前9時から午後5時まで充実した講習会でした。

多くの参加者をみると、女性スポーツの情報は
実際のスポーツ現場でニーズがあるのだと改めて感じました。

女性スポーツドクターの講義。
月経の仕組みや考え方、とても勉強になりました。

月経前症候群は近年の社会問題であり、江戸時代には問題では無かった。
これは、女性の社会での働き方が変わり、月経があっても
その仕事を遂行しなければならない時代になっているからだだそうです。面白い視点です。

女性アスリートにおいても、男性同様にトレーニングが高度化し、
競技レベルも高くなり、女性のからだを考慮したコンディショニングが
求められているのかもしれません。

講習会を通して、

確かに病的なエリアでは、専門医での対応が重要です。
女性のからだやコンディションについて知る機会はその点からも重要と感じました。

アスリートが病院に行かないための視点。
本来、アスリートは怪我することなく、パフォーマンスの向上を求めているのだと思います。

それには、女性アスリートが自分のからだを理解し、トレーニングやコンディショニングに活かす能力が求められるのかもしれません。

「女性アスリートリテラシー」

講習会の参加を通して、今後の方向性について考えることができました。

備忘録。

2015年5月26日火曜日

Sports and research

ある縁でウィルチェアラグビーのアスリートに測定させて頂く機会がありました。

・練習環境が充実していない中で、練習環境の場を探し求めるアスリート。
・仕事を終え、夜9時まで練習。
・競技者を支えるスタッフの情熱。
・練習開始から終了までの様々なサポート。
・高みを求めてトレーニングするアスリート。
 
スポーツ現場、「選手と指導者」多くの時間を共有してるのが現場であり、それが真実なのだと改めて感じます。

午前中に参加したシンポジウム。
研究者とアスリート、同じ思考なのかもしれません。

答えのない世界に踏み込み、思考錯誤しながら日々のトレーニングを行うアスリート。
システムやフレームワークも大事ですが、その前提条件にもっと本質的な何かがあるのかもしれません。

もともとゼロの環境から実施してきたパラリンピック競技アスリート。
2020年が決まり周りの環境が変化しながらも、実際に日々練習しているアスリートは
何かぶれない強さを感じます。

それぞれの立ち位置で自立した社会が共有・共生の社会を生むのかもしれません。








サイエンスのあり方、やり方

ブレイクスルーはどのような仕組みで起こるのか?
世界各国の科学協会や研究者が講演するシンポジウムに参加。
主に研究費予算のフレームについての話しがありました。

ーEarly concept grants
ーrapid response research

といった視点で、実験中の偶然の発見や緊急時課題などといった
様々な状況に対応している予算付がなされてました。

また人への投資としては、若手研究者へ投資の予算付を多くしている
Priority to young researcherという話しもありました。

インパクトのある研究はどのようなフレームで起こるのか。
ボトムアップ、トップダウン?

public valueを得るには?

根岸先生の講演。
研究データのみを楽しそうにただひたすら発表。
そこには予算や枠組みといった視点はなく、
研究者としてのあり方を感じました。

幸運は準備したものだけに訪れる。

備忘録。




2015年4月27日月曜日

a little step

4月ももう終わり。
例年のように慌ただしく過ぎる毎日。

パラリンピック競技者向けに「女性アスリートコンディショニングセミナー」の開催。
開催を通してスポーツに携わる「人・職域」の多様性について感じ、その中の「共通性」「共有化」について考えることが出来ました。


研究では、科学研究補助金の「不採択」通知。。。
専門家の厳しく、客観的な審査システム。

第三者で評価されることにはとても大きな意味があると身にしみて感じますし、その分野の価値を高めるために必要なシステムなのだと思います。

ここ近年の研究論文、アイデアなど、再考を得る機会をもらったと思い、またゼロからのスタートです。

スポーツへの予算。
色々な予算体制があります。
それぞれに意味があり、それぞれの立ち位置でスポーツに関わる実績(エビデンス)が蓄積されていくのかもしれません。

最近、事業や研究を通して人と打ち合わせして思うことは、研究費や事業費は、人がその物事やテーマについて「考える」ための予算なのかもしれません。そう考えると大学で教員としてまだまだ学ばなければならないと思いますし、一つ一つ出来る事をしながら、その答えを探しているのかもしれません。

小さな一歩。





2015年4月8日水曜日

女性アスリートコンディショニングセミナー

女性アスリートコンディショニングセミナーの開催。
構想から短期間の開催。
人のつながり、草の根的視点で望みたいと思います。


2015年4月1日水曜日

桜とモチベーション

専修大学5年目のスタート。
新入生オリエンテーションが行われました。
桜が満開のキャンパス。
ヒトにとって「四季」はモチベーションを刺激する活性化因子なのかもしれません。


2015年3月27日金曜日

読み替える技術

仕事を通して、
色々な方の考え方や感じ方を知ることは、
とても勉強になります。

そして、何かを企画実施する場合には、
計画や運営、あるは契約内容などをクリアすることも大切なプロセスです。

ある報告書。

報告書を活用して何かの企画を実施する時、
その報告書を違う視点で読み替えてみると、全く違う企画に見えるようになりました。
視点を変えて読み替えてみる。柔軟な思考。
そういった視点は、物事を常に先を見通して考えている先生から学びました。

まだまだ学ばなければなりません。





2015年3月22日日曜日

終わりは始まり。

大学の卒業式。
入職して4回目を迎えました。

晴天に恵まれた良い式でした。
縁あって出会った2名のゼミ生(2期生)。

時間を共有する中で、変化することや、やり遂げること
の大切さを感じることができました。

約4千名が大学から社会に旅立つ日。
それはそれぞれが新たにスタートする日なのかもしれません。




2015年3月19日木曜日

いつか見直すための備忘録

2015年3月。

研究費や事業費の報告書の提出に追われる日々。
予算申請から報告書提出までが求められますし、
それは税金を使用している意味でも責務だと思います。

・報告書は誰に対して書いているの?(現場?、行政担当者?、会計検査委員?、政策決定者?)
・単年度事業の成果ってなんなのか?
・研究と事業はそもそもどう違うのか?経費の扱いも違うのか?報告書の書き方も違うの?
・申請書と予算執行日のズレ、空白期間の対応は?柔軟な会計対応は可能か?本当に必要な人材が集まるのか?働けるのか?
・疲弊する人々。
・萎縮した研究思考。会計運用思考。

国会中継を聞きながらの報告書、申請書の作成。

島岡先生の著書では、研究費やイノベーションを生むには、
・情報公開
・人材の流動性
・セーフーティーネット
が前提条件として述べれています。

予算が増えることはその領域で意味があるのでしょうが、その後にシステムや意味あるものとして残るかどうかは今は何も答えがありません。

新しい事業や予算を作る際には会計や運用の実務的な面も検討した決定というのは、
後々実際に行ったとき大切なことなのかもしれません。

現在の環境は今しか感じることが出来ません。そして、またそのうち今の思考も変わるのでしょう。

いつか見直すための備忘録。










2015年3月10日火曜日

骨格筋で作られる性ホルモンの意味とは?

科学研究補助金も最終年度。
実験室のセットアップから始まりましたが、本来の研究を進めていくには
まだまだ努力しなければなりません。

色々な仕事の中でも論文のリサーチは時間を作ってしようと思っています。
我々は動物や骨格筋培養細胞を用いて「骨格筋における性ホルモン産生」機構について検討してきました。最近、Pöllänen Eらは、ヒト骨格筋を用いて筋局所性ホルモンの役割について報告しています。

Intramuscular sex steroid hormones are associated with skeletal muscle strength and power in women with different hormonal status.
Pöllänen E, Kangas R, Horttanainen M, Niskala P, Kaprio J, Butler-Browne G, Mouly V, Sipilä S, Kovanen V.

基礎研究から始まり、ヒトの研究に発展し、運動応答や加齢の視点からも研究が行われてきました。

○骨格筋で性ホルモンが産生される意味とは何か?
・生理的、臨床的な役割とは?
・どのような刺激で産生が活性化するのか?
・その活性化メカニズムは?

論文という媒体を通して、世界の研究者とコミニュケーションしているように感じます。


知的好奇心を忘れず、一歩一歩進みたいと思います。





2015年3月1日日曜日

やってみないと分からない

2月ももう終わり。
入試の時期、受験生の真剣勝負を肌で感じます。
2月は例年以上に色々なところに行きました。

-岩手(スキー実習)
-静岡(測定)
-沖縄(研修会)
-兵庫(測定)

実践を通して分かることは多々ありますし、
計画や予想とは違うことの方が多いかもしれません。

計画通りに進まないことは問題なのか?
進まないのはそもそも計画が乏しかったのか?

あるいは、実践を通して感じて、次の方策を考えることの方が大切なことなのかもしれません。ポスドク時代、細胞と向かい合って実験、データ再考の繰り返しの日々。
場は違いますが、同じ思考なのだと感じる日々です。

経験は知識や知恵を生み出すための重要なファクターなのかもしれません。








2015年2月10日火曜日

膝はハンドル

大学のスキー実習。
岩手県安比スキー場で4泊5日で行われています。
毎年感じることは、大自然の環境でスキーを通して学生が成長する姿を実感します。

夜のナイタースキー、自発的に挑む多くの学生の姿、スポーツの原点なのかもしれません。

そして、その後スキーご専門の先生にご指導を頂きました。
高度なスキーの理論を分かりやすく説明、指導頂き、自分で実践を繰り返していく時間。
どの世界でも極めた人の指導や言葉には説得力がありますし、勉強になります。

相変わらずのスキースキルですが、今ある環境で学び続けていきたいと思います。


2015年2月6日金曜日

コンセプトチェンジ

ある勉強会に参加。
いつも前に進んでいる先生の講演はとても勉強になります。

自分の思考をいつも引き上げてくれます。
色々なことが変わりゆく時代、
その意味や方向性をどうとらえて、自ら動くのか。
本質的な部分を気づかせて頂きました。

奥深いですが、待つのではなく、
自分の足で進むことが一歩なのかもしれません。

2015年1月27日火曜日

変化と無頓

2015年も1ヶ月が経とうとしています。
社会の変化に応じて、組織や機関は常に変化することが求められているのかもしれません。

赤池学著「生物に学ぶイノベーション」では、生存競争の中で生き残ってきた生物と、市場競争の中で勝ち残ってきた技術の共通点として、

・変えること、変わることの勇気を放棄したものは淘汰される
・絶えず変化する状況に対し、変革・革新を行ってきたもののみが生き残る
・その変革・革新は、他者とのつながりや環境への配慮といったバランスマネジメントのうえに成り立ている必要がある

と述べています。生物も社会も変化し続けることは生きていく上で必要なことなのかもしれません。

一方でその変化に追いつかない自分もいます。
伊集院静書「無頓のススメ」では、「頼るものなし」の覚悟、そんな感覚が変化し続ける中で大事なことなのかもしれません。主流には向かないかもしれませんが、色々な経験を通して考えていきたいと思います。