2014年12月1日月曜日

本当のPDCAサイクルとは

12月、今年もあと僅か。

(基礎)研究では、日々の実験の中から、常に再考し、その繰り返しが新しい考え方や知見を生み、それがオリジナルを生むのための本当の意味でのPDCAサイクルかもしれません。

一方、研究とは違う型のプロジェクトもあります。
ヒアリングや調査を進める中で、当初の計画を再考する場面に出会うことは多々あります。目的に到達するための順路は大きな問題ではないと感じることがあります。

年度末にかけての膨大な書類や報告書。
一つでも前に進めればと思います。





2014年11月6日木曜日

リテラシー戦略

11月。
肌寒い日が多くなり、冬の到来を感じる時期となりました。
新しい事業、研究、授業、などまだまだといった感じです。
スポーツ研究所シンポジウム、企業のイノベーション、
そしてパラリンピックにおける現場の声、スポーツにおけるプラットフォームの場が求められているのかもしれません。

知識やエビデンスの押し売りは求められていないのだと感じます。
教養と専門性、答えはありませんが、爆発している情報化社会だからこそ何か新しいアプローチがあるのかもしれません。

研究、事業を運用するには組織間や人の連携が必要となります。
そして、そこにはその分野に必要とされる長期的なリテラシー戦略が必要なのかもしれません。

考えながら進んで行こうと思います。備忘録。

2014年9月25日木曜日

組織間のコンディショニング

後期授業がスタート。

会議やプロジェクトなどバタバタ感を感じながらの日々です。
その中でも専門家や学生とのディスカッションは面白い時間です。
会話の中から、自分の考えが整理されたり、違う視点を発見できる時があります。

大学にも色々な組織があり、その組織間や組織内をつなぐのは人しかありません。
組織間が同じ方向性でコミニュケーションをとれた状態が良いパフォーマンスを生み出すのかもしれません。状態を良い方向に改善することをコンディショニングと言いますが、研究や事業環境を良い状態にすることも同様なのかもしれません。

経験と反省を繰り返しながら、プロジェクトに関わる人が面白いと思える環境になるようにコンディショニングできればと思います。

2014年9月21日日曜日

モチベーション3.0とスポーツサイエンス

第69回日本体力医学会が長崎大学で開催されました。
学会は研究発表の場と同時に研究を持続する「やるき」の
スイッチをオンにしてくれる場でもあります。

ダニエル ピンク著、「モチベーション3.0」では、人には報酬と処罰が効果的とする2.0から、学びたい、創造したい、世界を良くしたいという第3の動機付けとしてモチベーション3.0を提案しています。学会での研究発表はまさしくこの領域だと感じます。

報酬は時には、その人の動機や創造性をネガティブに作用する場合があり、
運動の実施やリテラシーを高めるアプローチとして、内的動機付けをいかに引き出すかが
必要なのかもしれません。

そう考えると、アスリートはモチベーション3.0の領域にいるのかもしれませんし、
スポーツサイエンスはその高度な動機を持続させるためにあるのかもしれません。


2014年9月14日日曜日

情報伝達の適時性と多様性

大学休暇ももう僅か。
9月に入り、ゴルフ実習、学会、育成事業での講師など、
色々な立場でスポーツと関わりました。

情報の伝達において、その伝える対象者や時期によって
伝え方、捉え方、感じ方が異なることを改めて感じます。
ただ、実習でも、学会でも、教育プログラムでも、
その対象は人であり、関わっているスタッフも人です。
情報は、その対象者に伝えて、理解し、実行してはじめて意味を持つのかもしれません。
情報の伝達には、様々なアプローチがありますし、その効果には時間を要することもあるかもしれません。

10月からは新しいプロジェクトがスタートします。
一つ一つの経験を活かしていきたいと思います。



2014年8月30日土曜日

スポーツとセレンディピティ

201482528日に開催された日本体育学会第65回大会(岩手)に参加しました。発表テーマは筋局所アンドロゲン産生を介した高齢期の筋機能改善メカニズム」。
体育学会は、専門としている運動生理学の分野だけでなく、体育方法、スポーツ心理、社会学、アダプテッドスポーツ、哲学、バイオメカニクス、体育経営、スポーツ政策等々、国内の体育分野を網羅した大きな学会です。

これまで自分の専門分野を中心に参加していましたが、今回は、意識的に色々な分科会の発表に参加しました。
キーワードは、女性アスリート、リテラシー、オリンピック、障がい者スポーツ、などです。

専門分野とは異なる分野の発表を聞くことの面白さを改めて感じた学会でした。
一つのキーワードを色々な視点から考えることの出来る学会だと思います。

研究をする中で、おもわぬ結果や事象と出会うことが多々あります。
仮説とは違うデータ、考え方、視点、そういったものを活かすことも研究や事業を進めていく上で大事な視点なのかもしれません。

MITメディアラボの伊藤所長の著書の中で、セレンディピティ(思わぬものを偶然に発見する能力・偶発性)について述べられています。

学会はセレンディピティと出会う一つの場なのかもしれませんし、セレンディピティを感じる感覚を大事にして行きたいと思います。






2014年8月21日木曜日

What is YOG DNA?

第2回ユースオリンピックの視察で中国・南京に行ってきました。
初めてのユースオリンピック、開会式、競技観戦、文化・教育プログラムなど実際に観て、感じることが出来ました。とくに2万人の学生を中心としたボランティアの親切な対応には感心させられました。2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいても、ボランティアの組織や育成、ネットワークをどうしていくのか、考えることができました。そして、興味深いキーワード「YOG DNA」です。分子生物学に少し足を踏み込んでいる自分にとって、この言葉は面白い表現だと感じました。

遺伝情報は「DNA→(転写)→mRNA→(翻訳)→タンパク質」の順に伝達され、この概念をセントラルドグマといいます。

YOGの遺伝情報は、どのように転写、翻訳されるのか?
大会を通してその答えが見つかるのかもしれません。




2014年7月31日木曜日

研究、事業、プロジェクトのあり方

研究費や事業費、プロジェクトの成果は何で評価されるのか?

研究費は学術論文なのか?
事業費は報告書?

アンケート調査は、実態を把握するための一つの
アプローチですが、それが目的なのではなく、
そこから課題を抽出して、その課題に対してどう解決するかが
大事なことなのかもしれません。

データの見方、扱い方、受け取り方、
一つの視点だけではないことを改めて感じることがあります。
人間社会、それぞれの視点が真実なのかもしれません。


また論文や報告書の価値は、
多くの人が情報を共有し、
さらにその情報をもとに色々な視点から
新しいものが広がる可能性があります。
そして、新しい組織やシステムを導入するための
情報となるかもしれません。

時間軸に追われると、こなす感覚で進んで
しまいますが、先にあるものや可能性を見据えながら
進んでいきたいと思います。

2014年7月22日火曜日

日本でイノベーションが生まれにくい理由

これまで研究者として科学研究補助金を中心に活動してきましたが、
予算には色々な枠組みがあることを実感しています。
ただ共通していることはその本質は税金です。

投資としての予算。
事業としての予算。
単年度契約。
委託事業の条件。
受け入れ機関の条件(考え)。
概算払い、精算払い。

担保を得るシステムは大事ですが、イノベーションを生み出すためには、投資的な予算組みをしなければ、アイデアは生まれないのかもしれません。


今感じていることは、いくらアイデアが斬新でも、会計制度を理解して行わなければ
そのプロジェクトは十分な成果がでないもので終わるのかもしれません。

必要なことは、それぞれの組織がこれまでの価値観や経験だけにとらわれずに、
思考し、トライする試みを前向きに認める組織がイノベーションを生み出すための前提条件なのだと今は実感しています。


自分には組織を変えることは出来ませんが、今はその組織論に違和感を感じる感覚を失わないように、進んできたいと考えています。

絵に描いた餅を乗り越えるには何が必要か?
一つ一つ経験しながら乗り越えていきたいと思います。

感覚の備忘録。






2014年7月21日月曜日

温故知新とスポーツサイエンス

第22回日本運動生理学大会に参加してきました。
今回のテーマは「運動と生理学の温故知新」。自分は、モーニングセッション「代謝」で「性ホルモン分泌器官としての骨格筋の可能性」について講演する機会を頂きました。
現象ー解題発見ー課題解明という流れで、最近では分子レベルからの発表もありますが、改めて研究への取り組み方や考え方について学ぶ時間でした。

またtabtata protocolの話しは、海外での取組みや事業化へのスピードには勉強になる部分が多くありました。日本と海外との違いがそこにあるのだと思います。

懇親会では、幸運にも「桃太郎賞3」を頂きました。
業績にはかけませんが、、、学会長、組織委員会の方々の温かさにふれた学会でした。

2014年7月4日金曜日

科学研究費と事業費の違い


七月に入り、蒸し暑い日が続いています。

研究費の予算には色々な枠組みがあります。
これまで主に基礎的な研究に時間を費やしてきました。
その一方、大学で働く中で、教育や社会活動の場を経験させてもらう中で、
その研究知見や成果を伝える場や機会の重要性を感じさせられます。

研究知見を、いつ、どこで、だれに、どのように伝えるのか、
システムとして考えることが必要なのかもそれません。
それぞれの場で活動している先生方と接することは、実学としての
あり方を考えさせられます。

基礎研究費👉世に研究知見を残すための予算
事業費👉世に必要とされるシステムを残すための予算

その中で共通点はなにか。
前に進みながら考えていきたいと思います。

2014年6月15日日曜日

体得、そして教育と学習

全日本選抜レスリング選手権大会。
試合を観戦すると、改めてその競技の本質を感じさせられます。
国民の運動離れ、運動の習慣化が低い時代にあえて厳しい競技スポーツに打ち込むアスリート。
科学や根拠などではなく、ただただ競技に打ち込む姿がそこにはあります。

競技スポーツの本質は、日々の練習が基本なのだと思いますし、そして、そこには
指導者ー選手の関係性がベースなのだと改めて感じます。

スポーツ科学はどこに寄与するのか?
本質を感じながら、自分が貢献すべきことを考えていきたいと改めて感じました。

・教育
・学習

基本は指導者ー選手。
そこには勝ちたいあるいは向上したいと思う情熱や目標があるのだと思います。
そしてスポーツ医科学の知識や情報は、その目標に答えるための価値がなければならないのかもしれません。

スポーツ科学は日々発展しています。しかし、トレーニングの原則は、基本的には普遍的なものかもしれません(トレーニングの原則)。そしてその原則を伝えるのが教育的価値だと思います(実実際には日々の練習の中で体得してるのだと思います)。その一方、スポーツ科学が進歩する中、さまざまなエビデンスを活用することも大事な視点なのかもしれません。それが学習的領域なのかもしれません。

教育と学習。

二つの視点から考えていきたいと思います。







2014年5月31日土曜日

イノベーションの本質

専修大学スポーツ研究所研究会。
久木留先生による「大学を拠点としたスポーツイノベーション戦略」の講演。

イノベーションを起こすには、視点や着眼点を持つことが大切ですし、
常に考え、感じることの重要性を学びました。

ソリューション。
課題を解決することがイノベーションなのかもしれません。
そのためにも、現場や世界の情報を常に知っておくことが大切なことなのだと思います。

爆発する情報化の時代こそシンプルに考えることがイノベーションを起こすには必要なのかもしれません。




2014年5月19日月曜日

論文の価値

2014年5月16-18日の日程で韓国・檀国大学のセミナーに行ってきました。
大学院時代の旧友が採択された研究費で開催されたものです。
韓国でも大学院や若手研究者の育成、高齢ポスドク化などの課題があり、
主に大学院生に向けた発表『若手研究者の育成プロセスと研究成果の応用』をしてきました。

とくに論文数が評価される韓国では、日本以上に評価システムが厳しいように感じました。

論文(英語論文)は、言葉や文化が異なる域を越えた世界共通のコミュニケーション手段。論文の価値について色々と考えることが出来ました。

また檀国大学では、多くの企業と共同研究する組織体制があり、大学の活用について興味深い取り組みをしていました。研究は、論文だけでなく、人材育成や企業、就職、交流など色々な側面とつながっているのかもしれません。その可能性を感じるセミナーでした。






2014年5月7日水曜日

ゼロ思考

今の時代、組織やプロジェクトは常に新しいものが
求められているのかもしれません。

それゆえ、イノベーションや新規性のある課題が
必要とされているのも事実です。

その一方、本当に必要な組織やプロジェクトは何か?
と自問自答している時があります。人が関わるということは
その時の本質とは別の考えや文化も生まれ、そのことも現実として捉えて
おくことも必要なのかもしれません。

東日本大震災、3年の月日をえて堤防が出来ていました。
そして、朝市も人で賑わっていました。

ゼロからの思考。

その環境で本当に必要なことから始まっていくのかもしれません。
また時には時間を要することもあります。

常にゼロ思考の感覚を持ちながら、進んで行きたいと思います。



2014年4月18日金曜日

思考錯誤

4月ももう半ば。
専修大学4年目、39歳。

この4月は例年になく慌しくすごしています。
仕事の効率化やマネジメントに関する色々な本も読んでいますが、
結局はその知識をやってみて、自分に合うものを探していかないといけないと感じます。

何事も新しいことをするにはパワーが必要です。
先ずはやってみて、最終的により良くし、効率的にするプロセスこそが
大事な事で、それを考えディスカッションする時間が本当は面白い
ことなのかもしれません。


自分にとって必要なことは毎日のルーティンに入れて
いく。刺激をもらえる環境を活かしていきたいと思います。

満員電車の中より。


2014年3月26日水曜日

学生と可能性

2泊3日の日程で新入生歓迎セミナーに参加してきました。
アイスブレイクやグループワークを取り入れた内容で、
参加学生も楽しんでいました。

大学には多くの可能性があります。

自ら動くことで、出会いや仲間、スキル、違う価値観など
色々なことを得られるチャンスが広がります。

教育より学習。
自ら学ぼうとする志しが大切なのかもしれません。

また4月から授業がスタートします。


2014年3月22日土曜日

終わりは始まり

今日は卒業式。
縁があって出会ったゼミ生も無事に卒業式を迎えました。
また新たなる環境で前に進んでほしいと思います。
卒業式は次なるスッテプへのスタート地点なのかもしれません。

2014年3月2日日曜日

Dip

人生曲線を書いてみると、人それぞれの線があります。
右肩上がりの線形は理想ですが、浮き沈みの曲線が真実なのかもしれません。

Dip、人生曲線のなかで下がる時は誰しも経験することだと思います。
学校、社会、、就職、競技などそれぞれの場面でDipの局面が起こりえます。

どの場面でもDipをどう乗り越えるかが求められているのかもしれませんし、
それを乗り越えると、つぎのDipが待ち受けているのだと思います。

スポーツも研究も仕事も常にその繰り返しなのかもしれません。
メダルが取れなくても、目の前にある大会に挑み続けるアスリート。
研究を模索しながら進む研究者。
様々な仕事に対して悩む時。

Dipを乗り越えるとまた違う景色がみえるのかもしれません。




2014年2月22日土曜日

自律分散共感系

どのような組織にも色々な形があります。
大学などそれぞれの組織が独立し、協調し合う組織では
自律分散協調系の視点も一つのあり方なのかもしれません。

スポーツ界でそれが成立するのか。

ソチオリンピックは多くの人々が、メダル獲得に限らず、そのアスリートの
競技へ対する姿勢に共感しています。

自律分散協調系。
これは前提条件として各組織体が雇用形態が保証されてる上での考えかもしれません。

スポーツ界では、
コーチや科学サポートスタッフの多くがボランティア
で行われているのが実情です。

なぜ、ボランティアベースの指導者やサポートスタッフがスポーツ現場で指導しつづけているのか。協調的視点はある条件下では成立するかもしれません。

スポーツに何かしらの立場で関わる人は、スポーツへの共感が前提条件なのかもしれません。

共感。

ボランティアでなぜそこまで競技に関わっているのか。
それは協調ではなく、その競技へ共感がそうさせているのかもしれません。
スポーツの経験は、スポーツへの共感を生み出し、そのことがスポーツを支える力になっているのかもしれません。

自律分散共感系、

スポーツにおける組織のあり方について考えて行きたいと思います。

2014年2月8日土曜日

壁を打ち破る

大学スキー実習in菅平(2014.2.2-2.7)が無事に終了しました。
50年以上にもわたる菅平でのスキー実習、伝統を感じる時間でした。
初心者の班、短期間で上達する姿には勉強させられます。

スキースキルが上達すればする程、色々なゲレンデで滑ることができます。
斜面に対する恐怖心から腰を引いてしまいますが、、一度そのゲレンデを克服すると、
また新たなゲレンデへと挑戦したくなります。壁を打ち破ると新しい世界をみたくなるのかもしれません。

ソチオリンピックの開幕。スキー実習を通して世界最高峰のスポーツ大会の価値を改めて実感することができます。


2014年2月1日土曜日

出会い

大学時代、只々レスリングしかしない自分を
スポーツの世界に導いてくれた先生と久々に食事しました。
今の自分があるのもその原点です。
常に大学教員としての志しを示唆してくれます。

出会いは時にはその人の方向性に
大きな影響を与えます。

今の職場でも大きな刺激を受けています。
常に勉強。

純粋に前に進んで行こうと思います。

2014年1月29日水曜日

スポーツと人間社会

長年、スポーツ現場で栄養サポートをする方の
話しを聞く会がありました。
サポートのアプローチは様々ですが、
根底には人と人との信頼関係が前提条件なのだと思います。
スポーツの世界も人間社会、
根底の部分を改めて勉強しました。

事実と真実。研究と現場。

仕事が細分化、分担化される中、サポートのあり方について
色々な考え方を学びたいと改めて思います。

スポーツ分野では良くサポートいう言葉が使われますが、
競技力向上の視点で言えば、栄養コーチングという視点も
面白いと思いました。

現場で仕事されている方の話しは、分野限らず多くのことを
気づかせてくれます。

2014年1月24日金曜日

ゆっくり歩く

1月22ー23日、スポーツ研究所と仙台大学との合同研修会が行われました。
体育/スポーツの可能性を事例を交えて講義頂くと共に、
先生方のスポーツへ対するパッションを感じる事ができました。
教育、競技力向上、地域スポーツ、基礎研究、災害ボランティア、
スポーツが果たす役割について学びました。

また、久しぶりに電車で故郷を訪れました。
ローカル線はほとんど昔とかわりません。
東京と比べて電車の本数も少なく、電車に乗りながら風景を眺めていると、20年前の自分を思い出させてくれます。

一度東京に戻ると、電車の本数も、歩く速さも増すばかり。
自然と物事に対する捉え方もスピードを優先事項に考えてしまいます。
自分には一歩一歩ゆっくり進む方が性に合っているように感じます。

歩速をその環境に合わせることも大事ですが、
少し歩速を緩めてみるのも大事なのかもしれません。

故郷はいつもそれを感じさせてくれる場所です。





2014年1月18日土曜日

オープンデータは社会を変えるか

MITメディアラボ副所長・石井裕さんのセミナーに行ってきました。
『オープンデータが社会を変えるー共創によるイノベーション」(2014.1.16)

ービックデータやオープンデータの本質とは何か?
石井さんのプレゼンはとても興味深いもので、ビッグデータもリテラシーがなければただのゴミになる、という視点は自分の分野にも参考になる考えです。また、データに惑わされないリテラシーが必要であり、これはすなわち、本質を考える力であることと指摘されました。

ー使える情報が減ってきている(情報選択の時代:リチャード ワーマン)
・Less is more
・Simplicity vs Complexity
・signal and Noise
Legacy for the future。ビックデータを誰がモデル化するか、これからの時代(=未来遺産)にとって、多様なデータのモデル化が一つの方向性なのかもしれません。


ースポーツ分野にもオープンデータがあります。
国民の運動能力や生活習慣、歩数など。石井さんのプレゼンで少しデータの見方や視点を変えてみていきたいと思います。

セミナーの冒頭、MITでのプロジェクト動画を見せられ、それは純粋に面白いと思える研究内容でした。そういった文化がそこには常にあるのだと思います。



2014年1月13日月曜日

2014。

2014年もスタートして1週間が経ちます。
3日からは大学のスキー研修参加。研修会の講義では、スキーを教えるのではなく、「スキーで教える」ことが大学体育としての方向性の一つであることを教えて頂きました。そのためにも、スキースキルの向上にはより一層の努力が必要ですが、、



そして今日は、以前体育の非常勤をしていた学生さんの披露宴。
ガソリンスタンドで長年アルバイトとして働き、その後心機一転、看護学校に進学、
今は看護師として活躍しています。人の可能性について、教えてもらっているのかもしれません。色々な出会いや縁を大切にしたいと思います。